映画から生まれた、長きにわたって愛されるファッションアイテム
2022.07.04

一昔前までは、映画館で新作が上演されるまで、ひたすら長期にわたって待つしかありませんでした。ビデオもDVDもなかった時代は映画館でしか見れなかったのです。公開された時のトキメキと感動はいまだ心の中に残っています。そんな思い出の映画の中から、ちょいとピックアップしておすすめアイテムをご案内。

アルマーニが【ブレザーの帝王】と呼ばれるようになったきっかけは、『アメリカン・ジゴロ』でリチャード・ギアがラフに着た肩パッドや芯地のような副素材をほとんど使用せずに仕立てたアンコンジャケット（「Unconstructed jacket」の略で、「非構築的なジャケット」）。従来の窮屈な背広のイメージを一新した解放的で快適な着心地が楽しめるジャケットは、湿度の高い日本の夏にはぴったり。

 

30年以上前と同じファッションをしても、まだ「カッコいい」と絶賛されるのがマーヴェリックことトム・クルーズ。G-1フライトジャケットに白Tシャツ、ジーパン。そのスタイルは新作『マーヴェリック』でも再現されました。昔買ったフライトジャケットをクローゼットに眠らせているのなら、今こそ再び袖を通す時。もう捨ててしまったという方や、持ち合わせていないという方はぜひオーダーで。ちなみにトム・クルーズ着用のG-1はマーヴェリックのお父さんの形見の品。硬いヤギ革ゴートスキンの絶妙な革質と色、襟のボア、全体のシルエットなどチョーかっこいい！